2016-02-11 【小説5】 2013年 2月波面にキラキラと太陽がうつるここは田舎しょうじきなにもない。だけど海は、本当に何にも変えられない位に綺麗。それになにもないってことはなにかを作り出せる余白があるってこと。私はここがすきだ。波の音も心を落ち着かせるから好きだ。一定のリズムで波がよせてはかえる水が砂に染み渡る音ここでしかきけない。私には今、決めなきゃいけないことがある。ここならちゃんと落ち着いて決断できる。私は、今、このバラバラの時系列がそれぞれにパラレルワールドだってことに気づいてしまったから。