c'est la vie 7
たった一人の人
ただその人に少しの間でも出会えたことに
感謝すれば
それを積み重ねれば
人生は豊かになると
教えてくれたのはあなただった
時に
想いは溢れてしまうけれど
いるわけがない場所に
あなたの面影を探してしまうけれど
それはきっと私のエゴで
ただひっそりと
気持ちをそっと閉まっておくことが
あのきらきらした想い出たちを
永遠にすること
GIRLS 海外ドラマ 等身大のNYの女子たち
GIRLSが超おもしろい!
話の内容はざっくりいってしまえば、セックスアンドザシティのお金なし余裕なしだけど夢だけはある20代しかももっと一般人よりVer!!!(長っ。笑)
登場人物もぽっちゃりの(これがリアリティを高めている笑。彼氏役の俳優さん(アダムドライバー。シーズンごとにイケメンになります笑)もベルトの上にうっすらお肉が乗っている感じ笑。リアルです。笑
女の子4人を中心に物語は進行していきます。
私はバイリンガルニュースというPodcastをよく聴くのですが、そこで紹介されていたGIRLS見てみたいと思っていたものの、日本でDVDの発売はなく、スター・チャンネルでしかやってないっぽいと分かり、なかばあきらめていました。。。
しかぁーし!huluで見つけたのよー!しかもアメリカでは今シーズン6を放映中なんだけど、シーズン5まで字幕(日英両方可)で見れちゃうのです!!激アツ!(もはや死語?笑)
HuluはたぶんHBOってとこの海外ドラマが充実してるよ!!^^
で見始めたんだけど、海外ドラマといえど、普通じゃあり得ねぇ。なファビュラスさ(叶姉妹がよく使うお言葉。笑)がよくでてきますよね。たとえば、セックスアンドザシティのキャリーのおうちには○万円するルブタンの靴がずらっと並んでるとか。
しかぁーし!
GIRLSはファビュラスさゼロ!笑
だからこそ、見いっちゃう。
いろんなスタートがある春、これからどうしようかな。て考えてる子、画面の向こう側にいます。一緒に悩んで笑ってたのしめます^^
ただ、見始めると止まらなくて眠れなくなること必至。。。笑
ちなみにシーズン5では日本が舞台になってる話がけっこーあって、水嶋ヒロが日本のワンダイレクションとして出演しています笑
しかもシーズン5まで見終わってから知ったんだけども、主演の女の子、というかパイセン、レナ・ダナム姉さんが監督・脚本までやってたらしく!なんかもー!共感と尊敬と驚きがミックスされて余計に好きになっちゃったよ♥
本も買おうかな♥
元気出るし、春夏っぽい!笑
これからの季節におすすめかも!^^
c'est la vie 6
終わってみればすべてが夢だったように思えて
何度も写真のフォルダを見返して
夢じゃなかったとわかって不思議な気分になる
泣いている場合じゃないし
前を見て生きて行く
笑って生きていくのが幸せ
そう教わったから
この涙は拭いて
今やるべきことに全力になるべき
そうすればこの涙もきっと忘れられるから
c'est la vie 5
一度だけ母が泣いているのを見たことがある。
母は笑い始めると自分が笑っているという状況自体を笑ってしまって笑いが止まらないような笑い上戸で、明るく笑顔が耐えない人で、だからこそ、涙を見たのはあれが最初で最後だった。
それに、あのときは、どうして母が泣いているのかわからなくてとても驚いた記憶がある。
晩御飯を食べ終えて居間のソファーで隣同士座り母が入れてくれた緑茶をのみながら、その日学校であったことなんかをしゃべっていた。居間のテレビではイタリア特集のバラエティ番組が流れていて、いつもと変わらない平日の夜だった。
母が若いときバックパッカーをしていたのは知っていたから、「イタリアに行ったことある?」ときくと「あるよ。」と母から返事が返ってきた。「いいなー。どうだった。」と聞き返したものの、それに対して返事はなく、母はどこか上の空で、珍しくテレビに見入っていた。ローマの特集だった。その時旬の芸能人がおしゃべりしながら街を歩くといったようなありきたりな内容だった。そして、場面がパンテオンに移った時だった。最近世界史の資料集で見かけたやつだと、すかさず「ここもいったことある?」そう聞こうと隣の母を見たとき、私は母の目から涙がスーっと落ちるのを見た。驚いて見間違いかなと思ったが、母の頬に涙が一筋通った湿った跡が見えた。
母は私の視線に気づいたのか急にスッと立ち上がり何も言わず、流しの方に移動した。私自身、何故、母がイタリア特集のバラエティ番組で涙ぐむのかがわからず、だけど、その様子に理由を聞くのが何となく怖くて、動揺したままテレビをぼうっと見ていたのを今でも覚えている。
そして、今。
私は目の前の道を歩くトマさんにパンテオンと母の関係を聞きたくなっていた。だけど、同時になんとなく聞いたらいけない気もしていた。
最近思ったこと
人は
弱くて
変わりやすいもので
わかりあえないもの。
だから
やっぱり自分一人を信じて生きるのが一番楽なのかもしれない。
それでも
誰かを愛したいと思うのが
人間の性。
それで私も世の中に出てきたんだし
きっとそれは悲しいほどに素敵なこと。
c'est la vie 4
あの日、私は、なぜだか夜中に目が覚めて
ベッドの脇の机に置いた
コップにはいった飲みかけの水を
カラカラの喉に流し込んで
何て美味しいんだ
なんて寝ぼけた頭で思いながら
しばらくベッドでぼぅっとしてた
泣きはらした目を
しっかりと開くのはだるくて
目をうっすら開きながら
体の奥にある悲しさのなかに沈んで行く気がしてた
私の人生は私のもので
逆に言えば
あの人の人生はあの人のもので
誰かがそこを侵すなんて
到底できっこない
冷静になればわかること
だけどあのときはそんなことわからなくて
ただただ現実がうまくいかないと嘆いていたっけ
c'est la vie 3
レストランについた。
外のテラス席に案内される。今日は快晴で風もなく本当に気持ち良い。
メニューを開く、私はクワトロフロマージュと決まっている。四種のチーズが載ったピザ、チーズ好きの私としては譲れない。すかさずクワトロフロマージュの欄を指差す。
This one!(これ!)
Hahaha.nice choice!Me too.(良いの選んだね。僕も。)
トマさんが笑う。同じものを頼むらしい。にこにこしながらこちらを見ている。
You like this?(これ好きなの?)
トマさんに聞く。
Yes,
またトマさんが笑う。
why?(なんで?)
私がまた聞く。
Well, coz your mother like this, too.(えっと、君のお母さんもすきだから。)
とトマさんが答えた。
Yeah, you're right.(あーそうだね。)
そうだ、私のチーズ好きは母譲りだ。母はトマさんについてなんにも話してくれなかったけど、母とトマさんは恋人同士だったんじゃないかな。なんとなくそう思えた。だってトマさんが時々、遠くを見るような目でいるから。旅行前に何度か見た母と同じように。
Why do you know my mother well?(どうしてそんなに母のことしってるの?)
You didn't hear about us?(僕たちのこと聞いてない?)
Yes.(うん)
Well,I will tell you later.(また後で話すわ)
少しだけトマさんが俯いて呟いた。