c'est la vie 4
あの日、私は、なぜだか夜中に目が覚めて
ベッドの脇の机に置いた
コップにはいった飲みかけの水を
カラカラの喉に流し込んで
何て美味しいんだ
なんて寝ぼけた頭で思いながら
しばらくベッドでぼぅっとしてた
泣きはらした目を
しっかりと開くのはだるくて
目をうっすら開きながら
体の奥にある悲しさのなかに沈んで行く気がしてた
私の人生は私のもので
逆に言えば
あの人の人生はあの人のもので
誰かがそこを侵すなんて
到底できっこない
冷静になればわかること
だけどあのときはそんなことわからなくて
ただただ現実がうまくいかないと嘆いていたっけ