hisnd's blog

夢は海辺でぼんやり海を見ながら暮らすこと。

最近厭世的な映画が多すぎて厭世的になっている件について

今日パラサイト半地下の家族を見た。

 

 

『パラサイト 半地下の家族』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

『パラサイト 半地下の家族』映画前売券(一般券)(ムビチケEメール送付タイプ)

  • 作者:
  • 出版社/メーカー: ムビチケ
  • メディア: Video Game
 

 


あーまた胸糞系かよ。と思ってしまった。確かにエンターテインメント性は凄く高かったと思うし、その点をもってして面白いと言う意見はすごく納得できる。

けど、最近ジョーカーにしても、パラサイトにしても。厭世的にすぎる。貧困層の指示を得ているという英国のEU離脱にも通ずるところがある。

 

スケッチ ホアキン・フェニックス ジョーカー

スケッチ ホアキン・フェニックス ジョーカー

  • 発売日: 2018/10/19
  • メディア: Prime Video
 

 



自分の辛い境遇を他人のせいにしてしまう事にどれくらいの意味があるだろうか

それが痛快だからこれらの映画は評価されていると言うことだろうか。

だとしたらまさしく厭な世の中である。

他人に責任を求めるエネルギーを貧乏を楽しむ方向に持っていったって良いんじゃなかろうか。

その点、ダニエルブレイクは最後まで尊厳を持ってた。

 

わたしは、ダニエル・ブレイク (字幕版)

わたしは、ダニエル・ブレイク (字幕版)

  • 発売日: 2017/09/06
  • メディア: Prime Video
 

 

誰かのせいにするのではなく自ら動いてなんとかしようとしていた。

そこが前者2つに映画とは決定的に異なる。

前者2つより、ダニエルブレイクの方がノンフィクションに近い世の中である事を個人的には願う。

 

もちろん鬱病や様々な事情で動けなかったり、本質的に社会の仕組みに限界が来ててそれのせいにしてしまうと言うのは真っ当な事だと思う。

だけどそこで人に対する非難を助長するような映画を作ったところで何になるって言うんだろうか。

その時点でその責任転嫁した相手から相手にされないか、嘲笑されるのがオチだと思うのだ。

 

貧しくとも自分に責任を持ってプライドを持っていたい。

綺麗事だけれども、個人的にはそれを願う。

アラサーがBLにハマる理由

私はもうしっかりアラサーになったわけで

なんだか最近BLにはまっている

美しいBL

夏の避暑地にトリップできる

君の名前で僕を呼んで

に始まり

感動系ガテン系がっつりピンクもある

 

 

そしてずっしり重いけどジワる

 

ソヴァージュ (字幕版)

ソヴァージュ (字幕版)

 

軒並みにBL映画を見ていて

上2つに関しては何度かみてる

つまりはハマっている

しかも割と気づかずうちに

これはハマる理由にも繋がるんだけれど

BLとかジャンルで見てるというより

BLというジャンルを超えて

ドラマとして見入ってしまう

そんな魅力があると思う

なんでドラマ性が強いかっていうと

いくら世の中が柔軟になってきたと言われてても

やっぱり同性愛はマイノリティ

けど

当事者はそんなの関係なく自分の「好き」を追求してる

体裁なんか飛び超えて

「好き」なものに真剣に向き合う

その姿が

人生の折り返し地点?的な匂いの漂う

人生の意味とかたまに考えちゃったりする

アラサー女子に猛烈に響くんじゃないかと思った

子供の時には簡単に思えた

世間体を飛び越えて「好き」なものに向き合うっていうのは

大人になればなるほど

すごく難しい

だからそれを実現できてる彼らを

リスペクトを含めて

夢中で見てしまうんだと思う

 

人生ブランコ論

例えば今日すっごく嫌なことがあったとする

そしてたぶん

明日誰かに優しくされるとすっごく嬉しくなるだろう

つまりは人生はブランコのようで。

 

幸せ、不幸せ。

満足、不足。

楽しい。辛い。

 

全部相対的なもので。

今のこのすっごい辛い時期も

将来の「えいや!」っと頑張らなアカン時のエネルギーになってそれはなりたい自分や幸せに繋がるから。

 

このブランコどんどん漕いでいこう。

 

ちなみに

この話は

「戦争を経験した世代は

生きたいという力が強いらしい」

という話を友人から聞いて

思いついた話です。

本当にその世代の人達を

尊敬する。

 

海外ドラマ トリンケット

 

Trinkets (English Edition)

Trinkets (English Edition)

 

 

Netflixで配信のtrinkets(日本語では「つまらないもの」という意味)は万引きで繋がるイケてない転校生と「いわゆる」イケてる子、その枠から外れた個性第一のパンクな子、3人の友情物語。


高校時代(そして今でも!?笑)この場所居づらいなーと感じてる人が見るとすごく元気がもらえる内容になっています。

 

原作はKirsten Smith作trinkets 

ティーンやその他どんな世代でも女子が悩みがちなことにフォーカスしてくれてて毎度それが解決する感があるので見ていてスッキリします!^ ^

Skinsとか好きな人はこのtrinketsも好きだと思う!

 

シーズン1は意味ありげな終わり方だったので評判が良ければ続くパターン!

なので是非みなさん見てください!笑

 

ではあでゅー!^ ^

 

日本の風

日本でしか感じられない風がある

夕暮れの空調の少しきいた駅から出て外に出た時の涼しげで少し湿った夏の終わりの夜の風

あの風を頬にすーっと当てながら帰る自転車での帰り道が好きだった。

 

グローバル化なんて言われて久しくて

テレビ電話も

ネットも

ラーメンも

 

日本のものにアクセスしようと思えばできなくない世界だけど

 

あの風とあの安心感はあの海辺の町の家までの自転車の帰り道だったからあったものだと思って、今すごく愛しい。

海見ながらぼーっとしたい。

歳をとった私

最近久しぶりに

山田詠美先生(不自然かもしれないけれど教えてもらった事が多すぎて私にとっては大先生なのだ)の短編集、

放課後の音符を読んだ

 

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

放課後の音符(キイノート) (新潮文庫)

 

 

私が10代の時なんども読み返した1番好きな小説だった。

今日休みの昼下がりに久し振りに手に取って読んだのだけれど引き込まれる話がある一方で、冷めた目で俯瞰してしまう作品があった。こんな事過去には無かったように思う少女が持っている純粋さをひけらかすいやらしさみたいなものを感じ取っていた。私はおばさんになったのだと思った。

 

そしてまた作品をいろんな目で読めるようにになった今を成長と名付けて、あの頃憧れていた大人に一歩近づけていたら良いなぁ。なんてベッドで寝転がりながら

うつらうつらした。

 

ところで!最近映画の話を忘れていたんだけれど

面白いの見つけたよ!

「危険なプロット」

危険なプロット(字幕版)

危険なプロット(字幕版)

 

やっぱりフランス映画は見たことないあらすじを毎回見せてくれるからもっと他にも見てみようと思う。

あらすじは熱心な国語の教師が才能ある生徒にある一家についての小説を書くよう指導し生徒もそれに応えるというもの具体的な内容は是非見て頂きたい。毎日退屈だなぁなんて思ってる時にどんな退屈にもその裏や内面には狂気や野心があるものだよなとふと考えさせられるような内容。

 

暇だなぁなんていう休日の昼下がりの刺激にはぴったりかと思います(特に女性)

 

Salut! (フランス語でBye)

 

10年前就活しようか悩んでた自分に

10年ぶりに大学に行った。

10年前私も就活をしようか迷ってた

 

あの頃は自分に全く自信がなくて

その割にすごい寂しがり屋で

だからと言って人との付き合い方がわからなくて

人に合わせたり

本意でない事をすることに必死で辛かった記憶がある

 

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10年ぶりの大学は相変わらず

自然が豊かで

この自然とか

当時の優しい少数精鋭な友人がいたから

精神ぐらぐらな20代前半を

割と健やかに過ごせたんだろうなぁと思った

だし

すれ違う学生はみんな何処か

自信なさげだったり

自分を誇張しているように見えた

あの頃は「周りと比べて自分は、」

なんて思っていたけれど

社会に出る前に

就活だ大企業で安定だ

なんて情報をたくさん浴びて

自分がやりたい事がわからなくて

不安に思う学生は今も当時も

沢山いた事に気付いた

 

もしもパラレルワールドなんかが存在して

あの頃の大学生の頃の自分に会えるなら

「そんなに自分を卑下しないで欲しい

世の中は厳しいようで

もがいてたり頑張ってる人には

優しい。

自信を持って

自分を信じて

限界なんてないし

ましてや人から言われる批判に

そんな傷つかなくて良い

誰も自分の人生に責任を

持ってくれるわけじゃない

自分の人生に責任を持つのは

自分だけ

自分だけがちゃんと自分を

知ってるし

嫌なところは勿論誰にでもあって

けど信じてあげられるとこも

たくさあるはず

悩むには人生は短すぎる

今は目の前のことに懸命に

出来るだけ人生を

楽しんで欲しい」

って伝えてあげたい。

 

最近日本に帰ってきたら

リクルートスーツを着た疲れきって不安そうな子たちをたくさん見るけど

 

私は大学の時も夢にも見なかった

途上国で働いてて

大学生の頃は絶対無理だろと思ってた

国連職員を目指してて

チャレンジしたいと強く思ってて

今ならいけるという自信をつけてる

 

10年後や将来なんて

誰にもわからない

今を懸命に

思いっきり楽しんで

周りの人を大切に。

 

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