ウォー・マシーン:戦争は話術だ レビュー
久しぶりに面白い映画を見たのでレビューします!
いわゆるVodビデオ・オン・デマンド、具体的にはNetflixやHulu,Amazonプライムなんかでネットで映画を見ることが多くなり、便利になった反面、ながら見が多くなりました。
映画好きとしては昔と比べて自分自身の映画へのリスペクトが減じてはいないかと、大量消費社会にどっぷり浸る自分にちょっぴり自己嫌悪&反省な日々です。
しかぁーし、この映画は久々にながら見せず、集中してみられた映画でした!
というのも、内容が、「アメリカの戦争の内実」をテーマにしたもので、毎日のようにテロ関連のニュースが流れ、あの大統領の危なっかしく強気で自己陶酔気味な姿勢をテレビを通して傍観(あくまで、傍観なところが、悲しいけれども、唾を飛ばしながら喋る政治家を見れば見るほど自己保身に見えて冷めた目でチャンネルを変えてしまうところが、政治家と私のパラドックスといったところでしょうか。他人にとってはどうでもよいし、大袈裟だとはわかっていますが。なんだかきな臭い最近。政治と私って最近いろんな人にとってテーマになりうるんじゃなかろうか。戦争が、火薬の香りが、テレビの画面の向こうから、新聞のインクに混じって、漂ってくるような今の時代だからこそ。)している私としては、ガン見!な作品だったわけです!
もちろん映画だから、フィクションなわけだけれど、私は何となく戦争をコントロールしてる気でいるドヤ顔のブラピ演じる主人公グレンがあの大統領(かつ、悲しいかな自国の首相とも)とかぶって、これは、ブラピのあの大統領風刺なのでは!?と何回か見紛うこととなりました。(そういう意味では日本ではこういう映画は冗談でも作れないんではないかなと、思って、表現の自由は私みたいな小さいブログの中でしかもはや守られてないんかな。。。と少し怖くなったり。。。)
ブラピ!ブラピ!ブラッド・ピッド!
そうです。検索かけた方はお気づきかも知れませんが、この作品は客観的な評価としても高く評価されてるブラピ率いるplan bが作成。最近では、アカデミー賞で話題になった映画ムーンライトの製作で有名な会社ですね。見たくなってきました?笑
そんなこんなで客観的なお墨付きもばっちりな「ウォー・マシーン:戦争は話術だ」梅雨のちょっと湿っぽい暗めの部屋でジーっと見るのにおすすめです!
またね!
salut!(フランス語のカジュアルなまたね!)
コードガール レビュー 【code girl ドキュメンタリー映画】
Coucou !(フランス語の親しい間柄で使うこんにちは)
今日、Netflixでコードガールという映画を見たので、レビューしたいと思います^^
まずはじめに、簡単な概略としては、世界中の女子高校生のグループが地元に関連性のあるアプリ開発をして順位を競う、いわば、アプリ開発ワールドカップの様子をドキュメンタリーで撮ったものです。
主催はカリフォルニアの団体ですが、アメリカの高校生だけでなく、ブラジル、ヨーロッパの国々、インド、アフリカ等、アプライした高校が世界中の様々な場所に点在しており、いわゆる先進国的な考え方、つまり豊かな生活から生まれる思考、対して、貧しい国に生まれたからこそ生まれる思考の2つが対比されて描かれており、そこが面白いポイントの一つになっています。
実際、女子高校生達も、審査において自分達が先進国の考えに偏っているのではないかと悩む場面が出てきます。また、課題に対する姿勢が、コンペティションのためにやっているのか、社会のためにやっているのか、そんな熱量の違いも終盤にかけてだんだんと現れてきます。
アプリ開発で世界を変える。
15-18歳の女の子達がキラキラしてた目でそれを語る姿は眩しく爽やかで、そして見ているこちらもあなたたちならできる!と応援したくなり、アツい気持ちにさせられるのも、面白ポイントの一つ。
IT技術の拡がりは私たち以上に子供世代により良い影響があるんじゃないか、暗いニュースばかりの現実に明るい光が差すような、素敵なドキュメンタリー映画です!
映画の最後に
終わりではなく、ただ、始まったばかり。
との一文でエンドロールがはじまるのも
とても爽やか!最後まで粋な映画でした!
GW最終日、子供達に負けていられない!明日のお仕事の活力に!笑
おすすめです^^
ガールボス ドラマ GIRLBOSS レビュー
ガールボス!GIRLBOSS!
ついにはじまったー!待ってたのです!とても!!
というのも、このガールボス、実話がもとになっていて、自分で品定めした古着をネットで転売して成功したソフィア・アモルーソ(33歳)の実話をもとにしてるんです!その時点で面白そうでしょ☆^^
ネット時代の女の子成り上がり物語!
ソフィア本人は、運だけで成り上がったんじゃなく、自分の人生と向き合っていたり、その結果正直すぎたり、ちゃらんぽらんなとこもある人(特に若かりし日。笑)
けどビジネスには真剣で、自分がどうしたいかをちゃんと突き詰められる人あったりと、とても魅力的な人ってことが物語を面白くしてる要素の1つだと思います^^(自分がどうしたいか。という意識は、日本では特に周りとの同調を求められるから、その意識を追いやるうちに希薄になりがちだからこそ魅力的に見えるんだと思う。)
メルカリとかがはやってる今、オンラインビジネスでお金儲けなんて誰もが一度は思ったことがあるキャッチーな話題でもありますよね^^
4月21日に全世界同時配信ということで、実は日本時間の4月21日の0時も確認したんだけど、やはり世界のアメリカの時間が基準になってたっぽいです笑
で、第一話から見た感想としては、やはり実話がもとになってると、脚本自体が面白いから、物語も面白く、ネットでの動画配信らしく、テンポが良いということ。
特にネットで動画を見るような場合、映画館で映画を見るのとは違って、誰しも何かしながら、ながら見で、見てることが多いですよね。だからこそ、ネットでの動画は、キャッチーさと、話の面白さとテンポが求められてると思います。
その点で、このガールボス、キャッチーさ・テンポの良さ・脚本の面白さ、この三つが揃ってます^^
まだ全部は見られてないんですが、また全部見たら、感想書こうと思います^^
ちなみに、主演の女の子は可愛いし、もちろんお洒落だし、物語だけでなく、ファッションの可愛さでも楽しめますよ^^ちなみに最初に登場する主人公がはじめて売る革のジャケットは日本製らしい!なんか嬉し♥笑
それでは、アディオス!
【今日のフレーズ】
Don't distract me.
邪魔しないで
I'm trying to focus.
集中したいの。
☆主人公の女の子がネットでの転売に集中する場面から。
#GIRLBOSS(ガールボス) 万引きやゴミあさりをしていたギャルがたった8年で100億円企業を作り上げた話
- 作者: ソフィア・アモルーソ,阿部寿美代
- 出版社/メーカー: CCCメディアハウス
- 発売日: 2015/03/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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29歳の誕生日を目前にして思うこと
29歳。
ただの年齢。ただそれだけなのに。色んなリミットを感じる。
例えば、若さのリミット。
29、30歳となれば、もはや若いと言われることはなくなると思う。
特に女の私にとって。
結婚の二文字も大きくのしかかってくるわけだけれども、残念ながら私の周りで幸せな結婚というものをしている人がいないので、いつかthe manが現れることを淡く期待しながら、それよか、自分の人生を全うすることに全力を注ぐ方が合理的で満足できるとお一人様道まっしぐらの偏狭な思考に向かっている(これは、何かを失っているような気がするので、是非ともthe oneに一秒でも早く会いたいものである。このブログをベッドの上で歯磨きしながらパン一で書いている以上、そんなことは期待できないのだが。)
体力・気力のリミット。これはまだしっかり実感しているわけではないが、じわじわとは感じており、なんだか30歳になったとたんにそれらが魔法のようにパッと消えてしまう気がして気がきでない。そんなの私だけだろうか。
29歳は、これから人生をどういうつもりで生きていくのか、なんて大それた事を考えてしまうお年頃でもある。
ただ、自分の好きなことをして生きたい。それが楽ではないことを実感としてわかっているからこそ、悩む。そうして、悩みすぎて、時間の無駄かもしれないと、ふと我にかえる。その繰り返し。
人生の目的なんて、
銘打ってしまうとどうしても、身構えざるをえないけれど、
要は他人と比べることなく、その人は自分の人生に満足しているか。
ただ、それだけなんじゃないかと思うのだ。
だから、29歳の目標は一生懸命に生きること。ただ、それだけだ。
ゲットダウン パート2 レビュー
映画『ロミオ&ジュリエット』『ムーランルージュ』で有名なバズラーマンが製作にかかわるNYサウスブロンクスのヒップホップ黎明期青春ドラマ
ゲットダウン パート2が始まりました!
このためにネットフリックスのメンバーシップ再開しましたよ^^
というのも、このゲットダウン、パート1がすこぶる面白かったんです!私はもともとバズラーマン監督の音楽と強めの色彩が溢れる豪華絢爛 な感じが好きだったので余計にはまりました^^
当初はヒップホップはあまり好きな音楽のジャンルじゃなかったので、バズラーマン目的で見てた感があったんですが、回を追うごとに、画面一杯にせり上がってくるような「成り上がったるで精神」に見いってしまいました。
自分自身にない熱い気持ちを見てしまったからその熱さはいったいどこから来るのか、どうやって保ったのか、そこが気になったのかもしれません。
そんな待ちに待ったゲットダウン パート2
最初から飛ばしてきます!
先の読めない音楽か
約束された将来の保証か
売れるために魂を殺すのか
比較できないけど比較しないといけない瞬間が次々出てきます。そのたびに懸命に問題にぶつかっていく姿に胸が熱くなります。
物語を見ているんだけどラップを聴いているような感じ。
バズラーマン監督は本当に物語と音楽を観客を画面に引き込ませるようリンクさせるのが上手いと思う。
自分も何かに熱くなりたいそう思わせてくれるドラマです!おすすめ☆
(すいません。内容については個々で見て頂いた方が良いと思うので、あえて書いていません。パート1が好きな方なら期待を裏切らないパート2だと思います)
個人的には、ウィル・スミスの息子さんのジェイデン・スミスのイケメン色気ぶりが毎回密かな楽しみであります笑
あと、ヒロインの女の子が可愛くていつも周りにハッピーを振り撒いてて素敵♥
ネットフリックスや近年のアカデミー賞(賞を受賞したムーンライトもマイノリティの話)ではマイノリティに光が(意図的に)当てられているという話も一説にあるみたいだけど、そんなの関係なく良いものは良くて。
メディアとか色眼鏡とかに踊らされず良いものは自分の目で見て確かめたいな
けど実際ネットフリックスの思惑にドンはまりしてるよな私。
なんて思いながら寝ます。
おやすみなさい♥
ある街の朝4時 ただ、それだけ。
今日すこし興味本意で10年ぶりくらいに夜中の漫喫に行ってみた
ちょっと自分の想像を超えてた
机と椅子の席
空調が効きすぎてて、寒い。
隣の金髪の少年はスウェットに着替えて、おいてある毛布を使って小さい椅子の上で器用に寝だした。完全に泊まり慣れていた。家出なのか。なんなのか。小さなリュックには、スウェットと着替えがいつも入っているのか。他人事過ぎるけれど、20歳前後なんて一番自由で楽しい時期だと思ってた。それも、家とお金と家族あってだと今更ながら気づく。
PCで流してた映画では、リーマンショック
アメリカのファンドが100億単位で利益を出し、かたや、市井の人々が家を失って車で家族4にん寝泊まりしてた。
漫喫。斜め後ろのボックスには白髪のおじさん。あのくらいの年齢ならば、タクシーで帰るかビジネスホテルだと勝手に決めつけていた。白髪のおじさんも泊まり慣れていた。
他にすれ違う女の子もスウェットに着替えてた。誰かとすれ違っても目を合わせる人は誰もいない。誰のかおにも、徒労。
地下の自動販売機と空調と読み古された漫画にかこまれて、生活している人がいる。平日の夜だからこそそれを実感した。
明け方、レジにいく。
おじさんが一人前にいた。クレジットが止められていたようで、お金がないなら、レジに担保として貴重品を預けるようにおじさんからすれば娘くらいの年頃であろうバイトの女の子にキツい口調で怒られていた。背を丸くするおじさん。
店を出る。
空き缶を大量に集めたホームレスらしきおじさん。あの子avに出てたなんて言いながら歩く居酒屋明けの若者。清掃をしている人たち。朝からこんなにたくさんの人が街に溢れてるなんて普通に生活していたら気づかない。
高級車が道をビュンと横切る。車が少ない分スピードを出していた。
今、誰かが轢かれても誰も気づかないかもしれない。
ふと、そう思った。朝の澄んだ空気。
だけど、
だけど、
満喫の隣にいた少年もおじさんも、明け方に出会った人たちも、ただ、その生活が好きで満足しているかもしれない。ただ、絶望していることもあるかもしれない。
すべては、自分次第。ただ、それだけ。
与えられた環境の中で一生懸命にやっているか。ただ、それだけ。
c'est la vie 7
たった一人の人
ただその人に少しの間でも出会えたことに
感謝すれば
それを積み重ねれば
人生は豊かになると
教えてくれたのはあなただった
時に
想いは溢れてしまうけれど
いるわけがない場所に
あなたの面影を探してしまうけれど
それはきっと私のエゴで
ただひっそりと
気持ちをそっと閉まっておくことが
あのきらきらした想い出たちを
永遠にすること